「インコ」と「ヨウム」、「オウム」の違いとは?

2019年7月13日

犬や猫ほどではありませんが、ペットとして一定の人気のある「インコ」。

「インコ」と聞くと、「セキセイインコ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

また、ペットとして「ヨウム」や「オウム」も飼われます。

今回はそんな「インコ」と「ヨウム」、「オウム」の違いについてです。

インコ

「インコ」はオウム目インコ科の鳥類の総称

約330種類いるインコ全てを指す言葉ですが、日本では「セキセイインコ」のことを指すことが多いです。

羽の色が赤や青、黄色、緑など色鮮やかで綺麗なものが多いですが、グレーなどの地味な色をした種類もいます。

また、体の大きさは15~40cm程度と小さめなものが多いでしょう。

ヨウム

「ヨウム」はオウム目インコ科の鳥類の一種

「オウム」に似た名前をしていて「ヨウム」はグレーで地味めなため、「オウム」の仲間と間違われがちです。

でも、正確には「インコ」の仲間で、大型のインコです。

知能が高くて言葉をよく覚え、声真似が得意。

言葉を理解して覚えるため、ちょっとした会話もできる場合があります。

また、人間のように反抗期をむかえ、少し攻撃的になる時期もあるでしょう。

生涯で2度ほど反抗期をむかえる「ヨウム」が多いようです。

オウム

「オウム」はオウム目オウム科の鳥類の総称

「インコ」より種類は少なく、全部で21種類。

オカメインコはインコとついていますが、「オウム」の仲間です。

「インコ」と「オウム」を分けるのが、「冠羽(かんう)」の有無で、オカメインコは冠羽があります。

ちなみに、「冠羽」というのは、頭部に伸びた羽のこと。

また、オカメインコは言葉を覚えやすいですが、オウムのほとんどは言葉をしゃべりません。

羽の色は白や黒などの単色が多く、「インコ」より地味。

体長は大きめのものが多く、だいたい30~60cm程度です。

「インコ」と「ヨウム」、「オウム」の違いは?

「インコ」と「オウム」の大きな違いは、冠羽の有無と胆のうの有無

冠羽がついていれば、インコと名前がついていても「オウム」です。

また、胆のうは目には見えませんが、トイレの回数が違ってきます。

胆のうのある「オウム」の方が胆のうのない「インコ」よりもトイレの回数は少ないです。

トイレの回数だけで見ると「オウム」がペットに向いているように感じますが、「オウム」は元々群れで生活するので、ペットとしては「インコ」の方が向いています。

それと、例外こそありますが、「インコ」はカラフルなものが多く、「オウム」は地味な色のものが多いです。

また、「ヨウム」に関しては、インコの1種。

「オウム」に似た名前と色ですが、「インコ」の仲間です。

言葉も覚えやすく、5才児並の知能があるとも言われています。

一芸を覚えさせ、SNSや動画サイトで人気になれる可能性も秘めた鳥です。

 

今回は「インコ」と「ヨウム」、「オウム」の違いについてお伝えしました。

冠羽の有無で見分けやすいですが、大きい鳥類を「オウム」と呼んでしまう傾向があるので、それがややこしくしています。

「オカメインコ」が「オウム」の仲間で、「ヨウム」が「インコ」の仲間というのを覚えましょう。

ぜひ参考にしてみてください。