「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」の違いとは?

鼻が低くて丸顔で何とも言えない可愛さがある「ペチャ犬」。

同じ「ペチャ犬」でもたれ耳の「パグ」は違うとわかりやすいけど、「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」はよく似ていて、どっちがどっちかわからないこともありますね。

テレビで見たときも紹介部分を聞いていなかったら、「あれ、この子はどっちだ?」なんてなりかねません。

今回はそんな「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」の違いについてお伝えします。

フレンチブルドッグ

「フレンチブルドッグ」はフレンチとつくようにフランス原産の犬種

18世紀にイギリスの織物職人が連れてきていたブルドッグを基礎に、パグやテリアと交配してフランスで誕生しました。

日本には大正時代に入ってきて、昭和初期に人気が出ましたが、一時期人気が衰退。

21世紀になってから徐々に人気が戻ってきている犬種です。

また、体高は28~33cmで、体重は8~14kg

ボストンテリア

「ボストンテリア」はボストンということでアメリカ原産の犬種

19世紀にボストンで、ホワイトイングリッシュテリアやブルドッグ、ブルテリアを交配して誕生しました。

日本に入ってきたのは大正~昭和で、詳細な年数は不明。

「フレンチブルドッグ」のような流行はありませんが、一定数の人気を保っている犬種です。

また、体高は38~48cm、体重は4.5~11kg

体重によって3タイプに分けられ、成犬で6.8kg未満がライト(軽量級)、6.8~9kgがミドル(中量級)、9kg以上がヘビー(重量級)です。

「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」の違いは?

「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」は体高や大きさがやや違いますが、それで判断するのはなかなか難しいです。

見た目の特徴で違う部分があるので、そこで見分けるといいでしょう。

注目したいのは、耳の形

「フレンチブルドッグ」はコウモリが羽を広げたような耳で先端が丸く(バット・イアとも呼ばれる)、「ボストンテリア」は縦長で先端が尖っています

この違いはわかりやすいので、これで見分けることが出来るでしょう。

もし、これでもちょっとわかりにくいという場合は、足の長さを見てください。

足が短いのが「フレンチブルドッグ」で、足が長いのが「ボストンテリア」です。

特に、後ろ脚を見ると違いがわかりやすいでしょう。

この2点を覚えておけば、見分けることが出来ます。

また、性格は両方とも利口で、甘えん坊なのが「フレンチブルドッグ」、温厚なのが「ボストンテリア」。

「ボストンテリア」は利口で落ち着きがあることから「小さなアメリカの紳士」とも呼ばれています。

 

今回は「フレンチブルドッグ」と「ボストンテリア」の違いについてお伝えしました。

似ている2匹ですが、違いを知っていると見分けるのは簡単です。

ぜひ参考にしてみてください。