「ストッキング」と「タイツ」、「レギンス」、「トレンカ」の違いとは?

「ストッキング」と「タイツ」の違いって意外と知られていません。

さらに、「レギンス」や「トレンカ」も加わるとどれがどれだかわかりにくくなります。

今回はそんな「ストッキング」と「タイツ」、「レギンス」、「トレンカ」の違いについてです。

ストッキング

「ストッキング」は足先まで覆われている長い靴下で生地が薄いもの

生地の薄さに関しては「デニール」で表記されています。

「デニール」というのは、450mの糸が50mg(9000mに伸ばしたときに1g)を1デニールとし、デニールの数値が増えると糸が太くなると考えてください。

また、1999年にISO(国際標準化機構)の規格「デシテックス」へ表示の切り替えが行われました。

でも、「デニール」が浸透していて、「デシテックス」は消費者認知されにくかったため、メーカーも「デニール」へと戻し、今も「デニール」の方が一般的。

ちなみに、「デシテックス」は1000mの糸が1gを「テックス」、そこにデシリットルなどでも使われる10分の1を表す「デシ」がつけられ、「デシテックス」です。

「デニール」を約1.111倍した数が「デシックス」で、20デニールだと約22.222デシックスとなります。

タイツ

「タイツ」は足先まで覆われている長い靴下で生地の厚いもの

正確には靴下ではなく、フィット性のあるズボンですが、日本ではストッキングと区別するために使われます。

ちなみに、海外ではストッキングとタイツを区別しない国も多いです。

また、「ストッキング」と同じように「デニール」が使われています。

レギンス

「レギンス」は丈が膝下~足首までのアウターウェア

6分丈~12分丈まであり、数字が大きいほど丈が長いです。(12分丈が足首まで)

また、インナーウェアとして利用されるものは「スパッツ」と呼びます。

トレンカ

「トレンカ」は土踏まずにひっかけて履き、足先とかかとが覆われていないレギンスのこと

「トレンカレギンス」という呼び方をする場合もあります。

また、レギンスのように長くなく、靴下でつま先とかかとが覆われていない場合は「トレンカソックス」。

元々は、スキーウェアとして使われていましたが、ファッションアイテムとして定着しました。

日本で履かれることが増えたのは2009年頃で、それ以降は流行ったり廃れたりを繰り返しています。

「ストッキング」と「タイツ」、「レギンス」、「トレンカ」の違いは?

「ストッキング」と「タイツ」の違いはデニール数で分けられています

境界線は30デニールだと言われていて、30デニール未満が「ストッキング」、30デニール以上が「タイツ」。

ただし、メーカーによっては、この境界線を30デニールにしていない場合もあります。

「レギンス」はタイツの丈が短い版だと考えるといいです。

そして、アウターではなく、インナーとして履く場合は「スパッツ」になります。

また、「トレンカ」は「レギンス」の一種で、足先とかかとが出ているタイツです。

 

今回は「ストッキング」と「タイツ」、「レギンス」、「トレンカ」の違いについてお伝えしました。

似ているけど、違う部分ははっきりしていましたね。

ぜひ参考にしてみてください。