「カンガルー」と「ワラビー」の違いとは?

オーストラリアを代表する動物の「カンガルー」。

国内でも動物園で見ることが出来ますが、オーストラリアにコアラやカンガルーを見るために行くという人もいるくらいの動物です。

また、「カンガルー」に似た動物で「ワラビー」という動物もいます。

さらに、知名度は他2匹より低いですが、「ワラルー」も似た動物です。

今回は「カンガルー」と「ワラビー」、「ワラルー」の違いについてお伝えします。

カンガルー

「カンガルー」は有袋類カンガルー科の動物

「カンガルー」はオーストラリアのアボリジニーの言語・グーグ・イミディル語の「gangurru(跳ぶもの)」が変化した言葉だと言われています。

アカキノボリカンガルーやオオドルコプシス、アカカンガルーなどの種類があり、絶滅危惧種に指定されている種類もあれば、駆除の対象になっている種類も。

また、日本では動物園で見ることが主な目的ですが、現地では食用や毛皮、靴などに利用されています。

ワラビー

「ワラビー」は有袋類カンガルー科の動物

分類上はカンガルーと一緒ですが、成獣の平均体重が25kg以下のものを指します。

小型なので動物園で触れ合えるようになっているところもあるでしょう。

また、カンガルーよりも足と尾が短いというのも特徴。

そして、「ワラビー」はペットとして飼うこともでき、ベネットワラビーやダマワラビー、パルマワラビー、ダマヤブワラビーの4種類が日本のペットショップで販売されています。

ワラルー

「ワラルー」は有袋類カンガルー科の動物

分類上は一緒で、「ワラビー」よりも大きく、「カンガルー」よりも小さいものを指します。

「ワラルー」はアカワラルー、クロワラルー、ケナガワラルーの3種類だけです。

「カンガルー」と「ワラビー」、「ワラルー」の違いは?

「カンガルー」と「ワラビー」、「ワラルー」は生物学上の分類の違いはありません

「カンガルー」が大型、「ワラビー」が小型、「ワラルー」が中型だと考えるといいでしょう。

例外もあり、ネズミカンガルー科のアカネズミカンガルーなどはカンガルーとつくけど、とても小さいです。

また、現地では「カンガルー」や「ワラビー」、「ワラルー」とは区別せず、「Roo(ルー)」と呼びます。

さらに、カンガルーだけでなく、オポッサムなどの有袋類の子供のことはまとめて「Joey(ジョーイ)」です。

 

今回は「カンガルー」と「ワラビー」、「ワラルー」の違いについてお伝えしました。

例外はありますが、基本的に大きさで判断すればいいでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。