「カフェオレ」と「コーヒ牛乳」、「カフェラテ」の違いとは？

2017年5月10日2018年3月4日

飲まないと1日が始まらなかったり、1日頑張ったご褒美に飲んだりする人の多い「コーヒー」。

以前は体に悪いと言われている時期もありましたが、体に良いと言われることの方が増えてきました。

そんな「コーヒー」ですが、牛乳などを加えると一気に名前が増え、「カフェオレ」や「コーヒ牛乳」、「カフェラテ」、「カフェモカ」、「カフェマキアート」、「カプチーノ」などと呼ばれ、一気にわかりにくくなります。

今回は「カフェオレ」と「コーヒー牛乳」、「カフェラテ」、「カフェモカ」、「カフェマキアート」、「カプチーノ」の違いについてお伝えします。

カフェオレ

「カフェオレ」はドリップ抽出したコーヒーに温めた牛乳（スチームミルク）を加えた飲み物。

フランス語で「café au lait（カフェ・オ・レ）」で、「café」がコーヒーを指し、「au lait」が牛乳を指しています。

正確なレシピが指定されており、コーヒーと牛乳の割合が1：1のものが「カフェオレ」です。

でも、必ずしも守られているかと言われたら、そうでもありません。

「コーヒー牛乳」は牛乳にコーヒーや砂糖などで味付けした飲み物。

主役は牛乳で割合もカフェオレ以上に牛乳が多いです。

「カフェオレ」のように正確なレシピはありませんが、7：3や8：2など牛乳を半分以上入れます。

また、入れられるコーヒー量がカフェオレより少ないため、子供でも飲みやすいコーヒー飲料です。

「カフェラテ」はエスプレッソにスチームミルクを加えた飲み物。

イタリア語で「Caffè Latte（カフェ・ラッテ）」で、「Caffè」がコーヒー、「Latte」が牛乳を指します。

正確なレシピは指定されていませんが、エスプレッソと牛乳の割合が2：8で入れられることが多いです。

日本では主に、ドリップコーヒーに牛乳を入れたものを「カフェオレ」、エスプレッソに牛乳を入れたものを「カフェラテ」と分けています。

「エスプレッソ」は圧力をかけて抽出したコーヒーのこと。

コーヒー豆の3倍程度の量しか抽出できず、15倍程度抽出できるドリップコーヒーよりも旨味を含めた味が濃いのが特徴。

カフェイン量も多くなっていると思いがちだけど、実際はドリップコーヒーの方がカフェイン量は多いです。

「カフェモカ」はエスプレッソにスチームミルク、チョコレートシロップなどを加えた飲み物。

カカオに似た「モカコーヒー」を使うのが本来の「カフェモカ」ですが、チョコレートシロップを加えることで似た味を再現しています。

チョコレートが加わることで甘くなり、飲みやすいです。

この味にホイップクリームが合うので、トッピングされていることがあります。

「カフェマキアート」はエスプレッソに少量のフォームドミルクを注いだ飲み物。

フォームドミルクは蒸気などで泡立てた牛乳のことです。

「macchiato（マキアート）」は「シミの付いた」という意味で、ミルクの跡がそう見えたことから名付けられました。

元々はスプーン1杯分のフォームドミルクを注いだものでしたが、それ以上に注がれることもあります。

「カプチーノ」はエスプレッソにスチームミルクとフォームドミルクを加えた飲み物。

本来はフォームドミルクだけを加えたものですが、スチームミルクも加えて出されるのが一般的。

「cappuccino（カップチーノ）」はカプチン会の修道士が着るフード付きの修道服から名前がついたとされています。

似ているようにも思えるこれらのコーヒですが、コーヒーの抽出方法や加えられるミルクなどが違います。