「白桃」と「黄桃」の違いとは?

桃はバラ科モモ属の果実で、植物分類上はバラの仲間。

そして、白い実(白肉種・白鳳系)の「白桃」と黄色い実(黄肉種)の「黄桃」があります。

白い桃は生で食べることが多く、黄色い桃は缶詰に加工されることが多いです。でも、最近は生食用の黄金桃(ゴールデンピーチ)という黄桃種も出てきていて、生で食べる機会も増えてきました。

今回はそんな「白桃」と「黄桃」の違いについてお伝えします。

白桃

「白桃」は実の白い桃のこと

「白桃」というのは元々は桃の品種のひとつのことで、1899年に岡山県で大久保重五郎が発見した優良品種のことを指す言葉でした。名前の由来は、完熟しても皮や実が乳白色であることからです。

現在では、その「白桃」をもとに品種改良が行われ、様々な白桃が開発。大元であるこの白桃のことを他の白桃と区別して「純白桃」と呼びます。

そして、白肉種(白鳳系)と呼ばれる品種は、川中島白桃やみさか白鳳、あかつき、なつっこなど。

また、生産地で有名なのが岡山県ですが、生産量が多いのは山梨県(全体の約3分の1)です。(岡山県は全体の5.5%程度で6位)

黄桃

「黄桃」は実の黄色い桃のこと

黄色い実であるネクタリンは桃の仲間ではありますが、正確にはちょっと違います。果皮に産毛があるものを「桃」と呼び、ないものを「ネクタリン」と呼びます。

そして、日本では黄桃よりも白桃の方が流通数が多いです。

黄肉種の品種は、黄金桃や黄美娘、黄ららのきわみなどがあります。

また、ややこしいのが黄金桃は川中島白桃の偶発実生で誕生した品種です。黄桃の特徴である実が硬めで糖分が少ないということがなく、黄金桃は生食できます。

「白桃」と「黄桃」の違いとは?

「白桃」と「黄桃」の違いは以下の表をご覧ください。

白桃 黄桃
果肉の色 白・白と桃色の混じった色 黄色・赤みがかった黄色・オレンジ
甘み 強い 弱い
食感 柔らかい 硬め(しっかりしている)
用途 生食用 缶詰などの加工用
(※黄金桃や黄貴妃のように生食用もあり)

また、栄養成分の面を見た場合、白桃と黄桃に共通して含まれているのは糖分、食物繊維、カリウム、リンゴ酸。そして、白桃にはクロロゲン酸などのポリフェノール、黄桃にはβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイドが含まれています。

 

今回は「白桃」と「黄桃」の違いについてお伝えしました。

かんたんにいってしまえば、字面通りに実が白ければ「白桃」、黄色ければ「黄桃」です。ネクタリンは別物とする場合と黄桃の一種とする場合があり、黄色い実の桃の仲間なので黄桃ともいえますが、果皮に産毛がないタイプなので別物とも言えます。

ぜひ参考にしてみてください。