「アナウンサー」と「キャスター」、「リポーター」の違いとは?

2019年7月23日

情報番組やニュース番組はたくさんあり、各局の「アナウンサー」がニュースを読み上げる姿はTVをつければ見ない日はありません。土日は平日よりも数は少ないですが、それでも情報番組がゼロというわけではないです。

また、「アナウンサー」ではなく、「キャスター」や「リポーター」と呼ばれる役割の人もいますね。

今回はそんな「アナウンサー」と「キャスター」、「リポーター」の違いについてお伝えします。

アナウンサー

「アナウンサー」はテレビやラジオでニュースを報じたり、スポーツの実況放送をしたり、番組の司会をしたりする人のこと。

ラジオやテレビ局のアナウンス部に所属するアナウンサー(局アナ)と放送局に直接雇用されていないアナウンサー(フリーアナウンサー)がいます。フリーアナウンサーの場合は芸能人のように事務所に所属していることがほとんどで、有名なところだとセントフォースやオフィスキイワードなど。

主な仕事はニュースの原稿を読むことですが、バラエティ番組の司会をしたり、アシスタントをしたりなど仕事は多様化しています。写真集を出したり、芸人のように体をはったりするようなアナウンサーも。

キャスター

「キャスター」は解説や論評を交えながらニュースを報道する人のこと。

「ニュースキャスター」の略語で、この使い方は日本独特。ヨーロッパでは「プレゼンター」、アメリカでは「アンカーパーソン」と呼びます。

主な使い方は「ニュースキャスター」の意味ですが、スポーツコーナーで解説・論評を加えて報道する「スポーツキャスター」や天気のことをわかりやすく説明する「お天気キャスター」なども。ちなみに、「お天気キャスター」は気象予報士の資格を持っていない場合もそこそこ多いでしょう。

また、ラジオやテレビ局の報道部に所属するキャスターと放送局に直接雇用されていないキャスター(フリーキャスター)がいます。フリーアナウンサーのことをフリーキャスターと表現することもあったり、フリーキャスターも事務所に所属していることがほとんど。

主な仕事は視聴者や聴取者(リスナー)にニュースを分かりやすく伝えること。内容を分析してわかりやすく伝える能力が必要で、記者などの経験者が多いです。情報バラエティなどでは芸能人がキャスターを務めることもあり、これには賛否両論あります。そのため、話す内容次第ではすぐにSNSなどで炎上してしまうでしょう。

他にも、各局で事件などが完全に解明していない段階で報道するため、誤った考察などが世の中に蔓延してしまうこともあります。こういう誤った世論の誘導に敏感な若い世代は「テレビ離れ」が特に進んでいるといえるでしょう。

リポーター

「リポーター(レポーター)」は現地取材を報告する人のこと。

情報番組では台風などの災害があった地に赴き、その現場から状況を伝えている人などを「リポーター」と呼びます。

ニュースのように原稿がなく、現地の状況を正しくわかりやすく伝える表現力が必要です。

また、各局に所属している新人アナウンサーが「リポーター」をすることが多く、キャスターや芸能人がすることもあります。

「アナウンサー」と「キャスター」、「リポーター」の違いとは?

「アナウンサー」と「キャスター」はニュース原稿を読むのが主なのかニュースを分かりやすく伝えることが主なのかです。所属する部がアナウンサー部か報道部かの違いもないとは言えませんが、局によっては報道部に所属するアナウンサーもいますし、フリーアナウンサーの人のことも考慮すると一概にいえません。

また、最近はニュース原稿をただ読むだけということが少なく、アナウンサーがキャスターの仕事をすることも少なくないでしょう。

そして、「リポーター」は他の2つとは違い、現地取材を報告します。アナウンサーやキャスターが現場にいって報告する場合もあるのでややこしいですが、そういう場合はアナウンサーやキャスターであっても「リポーター」という扱いです。

 

今回は「アナウンサー」と「キャスター」、「リポーター」の違いについてお伝えしました。

アイドルが芸人のような仕事をしたり、グラビアの仕事をしたりするように芸能界での仕事は多様化しています。情報番組で芸人がキャスターやコメンテーターをする場面も増えてきていますよね。同じようにアナウンサーの仕事も多様化しています。

ぜひ参考にしてみてください。