「ソーダ」と「サイダー」、「スカッシュ」の違いとは?

炭酸が爽やかで夏に飲みたくなる「サイダー」。

似たような言葉の「ソーダ」、同じ炭酸でレモンスカッシュなどが有名な「スカッシュ」と違いのわかりにくいものがあります。

また、夏の屋台などで見かけるとついつい買ってしまうのが「ラムネ」。

今回は「ソーダ」と「サイダー」、「スカッシュ」、「ラムネ」の違いについてお伝えします。

ソーダ

「ソーダ」は炭酸ガスを含んだ水や飲み物全般を指します。

元々は「ソーダ水」が略されて「ソーダ」なんですが、水をつけて呼ばないのが一般的。

サイダー

「サイダー」は英語圏でりんご酒を意味する「cider」が語源。

本来は甘味と酸味にりんごの香料を加えたものを指す言葉です。

でも、日本では炭酸水に砂糖(甘味)やクエン酸(酸味)、香料を混ぜた清涼飲料水のことを指します。

そのため、海外でサイダーを注文する際には注意が必要です。

サイダーと注文すると、ヨーロッパではりんご酒、アメリカやカナダではアルコール入りのハードサイダーが出てくることがほとんど。

スカッシュ

「スカッシュ」は英語の「squash」が語源。

「squash」の意味は「押しつぶす」です。

果実の絞り汁(果汁)に炭酸水を加え、砂糖などで味付けした飲み物のことを指します。

柑橘類が使われることが多いのは果汁が多いからです。

レモンスカッシュが有名ですが、果実を変えれば梅スカッシュやブルーベリースカッシュ、メロンスカッシュなども作れます。

ラムネ

「ラムネ」は英語の「lemonade(レモネード)」が語源。

「lemonade」はレモン水という意味です。

この単語がなまったことで「ラムネ」となりました。

炭酸水にレモン(もしくはライム)の香料、砂糖などを加えた清涼飲料水のことを指します。

「ソーダ」と「サイダー」、「スカッシュ」、「ラムネ」の違いは?

「ソーダ」は炭酸飲料全般を指します。

つまり、「サイダー」、「スカッシュ」、「ラムネ」は「ソーダ」の1種です。

そして、「ラムネ」は「スカッシュ」の1種でもあります。

図にするとこんな感じ。

また、最近では「サイダー」にいろんな香料や果汁が使われるようになり、「スカッシュ」や「ラムネ」との差が曖昧に。

ビー玉が入っている容器に入れられているのが「ラムネ」で、ビー玉の入っていない容器に入れられているのが「サイダー」や「スカッシュ」という違いしかなくなってきました。

 

「ソーダ」と他3種類は、「キャンディ」と「ドロップ」のような違いでした。
⇒「キャンディ」と「ドロップ」の違い

「ソーダ」と他のものの差は今もありますが、それ以外はわりと曖昧になっています。

ぜひ参考にしてみてください。