「ソーセージ」と「ウインナー」の違いとは?

「ソーセージ」と「ウインナー」の違いを説明できますか?

「ウインナーソーセージ」というときもあり、違う言葉というのはわかっていてもなかなか説明するのは難しいです。

他にも、「ボロニアソーセージ」や「フランクフルト」なども似たような食品ですよね。

今回は、「ソーセージ」と「ウインナー」、「ボロニアソーセージ」、「フランクフルト」の違いについてお伝えします。

ソーセージ

「ソーセージ」は牛・豚・羊の腸(もしくは人口ケーシング)に豚肉や牛肉などを細切りにしたものと香辛料を練り合わせて詰めた保存食品。

ソーセージは「Salsus(塩漬け)」と「sicium(細切れ肉)」が合成され、「salsicium」となった後、フランス語で「saussiche」、英語で「sausage」となった説が有力。

「sau(雌豚)」と「sage(セージ)」が合成されて出来た言葉という説や「Sauce(塩漬け)」と「Age(寝かす)」が合成されて出来たという言葉という説もあります。

魚肉ソーセージ

「魚肉ソーセージ」はメイドインジャパン。

ソーセージの加工をマネして作られた商品で、「ソーセージ」と聞くとこちらを思い浮かべる人もいるでしょう。

今では海外でも販売されている商品ですが、昔は日本だけでした。

ウインナー

「ウインナー」はオーストラリアの首都ウイーンで作られたところに名前が由来しています

塩漬した肉を挽肉にして練り合わせ、羊の腸に詰めて作られたもの。

羊の腸に詰められているというのが大事で、それが「ウインナー」と他のものを分けていました。

でも、現在は羊の腸は使われておらず、太さが直径20mm未満のものが「ウインナー」です。

ちなみに、ソーセージがたくさん消費されることで必要な動物が増えてしまうため、石油化学製品の人口ケーシングが開発されました。

衛生面やコスト面、衛生面にもこちらのほうが優れてたため、ほとんどが人口ケーシングへと変わっていきました。

赤ウインナー

タコさんウインナーなどで有名な赤ウインナー。

これもメイドインジャパンです。

元々は素材の色を隠すために赤く着色していました。

日本の映画やアニメなどの作品に赤ウインナーが登場することで、海外の人にも認識が広まってきている商品です。

ボロニアソーセージ

「ボロニアソーセージ」はイタリアのボローニャで伝統的に作られてきたソーセージ

豚肉を細かく切り、豚の喉の部分の脂身を加えて蒸して作ります。

日本では、牛の腸に詰められているものを「ボロニアソーセージ」と呼んでいました。

現在は、太さが直径36mm以上のソーセージのことを指します。

フランクフルト

「フランクフルト」はドイツのフランクフルトに由来。

ドイツといえば、本場ソーセージの国というイメージもあります。

日本では、豚の腸に詰められているものを「フランクフルトソーセージ」と呼んでいました。

現在は、太さが直径20mm以上36mm未満のソーセージのことを指します。

「ソーセージ」と「ウインナー」、「フランクフルト」、「ボロニアソーセージ」の違いは?

ソーセージは肉をひき肉にして香辛料などで味付けされたものを腸(人口ケーシング)詰めしたものの総称です。

今と昔とでは、詰めるものが変わっただけで指しているものは変わっていません。

でも、「ウインナー」と「フランクフルト」、「ボロニアソーセージ」は今と昔とで違いを分ける部分が変わっています。

ウインナー フランクフルト ボロニアソーセージ
羊の腸詰め 豚の腸詰め 牛の腸詰め
太さが直径20mm未満のもの 太さが直径20mm以上36mm未満のもの 太さが直径36mm以上のもの

 

今回は「ソーセージ」と「ウインナー」、「フランクフルト」、「ボロニアソーセージ」の違いについてお伝えしました。

この違いは日本国内のものなので、海外だとまた別です。

ぜひ参考にしてみてください。