塩の「小さじ1」と「少々」、「ひとつまみ」の違いとは?

料理をレシピ通りに完璧に作ろうとしたときに迷うのが塩「少々」や「ひとつまみ」。

「少々」は少ないことは予想できるけど、何で測ったらいいのかわかりにくいです。

「ひとつまみ」は少しつまんで入れることだろうだけど、人によって手の大きさも違うので合っているか不安ですよね。

今回はそんな「少々」と「ひとつまみ」、基本の「小さじ1」と「大さじ1」、「計量カップ1」についてお伝えします。

小さじ1

計量スプーン

「小さじ1」は小さい方の計量スプーン1杯で5cc(ml)。(上の画像だと5と書かれている方です。)

計量スプーンは大と小だけでしたが、最近では細かく計れるもの(0.1ccや2.5cc、7.5ccなど)も市販されています。

ちなみに、ccとmlは一緒です。

でも、cc(ml)とgは違うので注意しましょう。

塩1ccは約1.2gで「小さじ1」は約6gとなります。

計量スプーンがなくてはかりを使うときは、塩なら5gではなく6gにしなくてはいけません。

また、周りにあるもので代用する場合は、ペットボトルのフタ(規格が7.5ccに統一)の内側の線くらいまで入れると5ccを計れます。

大さじ1

「大さじ1」は大きい計量スプーン1杯で15cc(ml)

計量スプーンがない場合は、ペットボトルのフタ2杯で代用するといいでしょう。

はかりをつかう場合は、塩なら18gになるので15gと間違えないようにしてください。

少々

「少々」は親指と人差し指でつまんだ量のことを指します。

指の大きさでも左右されますが、だいたい小さじ1/8(0.625cc)程度。

はかりで計って加えたい場合は、塩なら0.75g入れるといいでしょう。

また、計量スプーンで小さじ1/8を計れるものが市販されているので、それを使うと正確に計れます。

ひとつまみ

「ひとつまみ」は親指と人差し指、中指の3本でつまんだ量のこと

これも指の大きさに左右されますが、だいたい小さじ1/4~1/5(1cc~1.25cc)程度。

家庭科の教科書などでは小さじ1/3(1.333cc)と書かれている場合もありますが、ネットのレシピなどは1/4~1/5を目安にしたものが多いようです。

はかりで計って加えたい場合は、塩なら1.2~1.5gを入れるといいでしょう。

ひとつまみを再現できる計量スプーンもあるので、正確に計りたいならそれを使ってください。

ひとつかみ

「ひとつまみ」に似た表記で「ひとつかみ」があります。

「ひとつかみ」は手で軽く握ったときの量のこと

手の大きさに左右されますが、だいたい大さじ2(30cc)程度です。

計量カップ1

計量カップ

「計量カップ1」はカップ1杯で200cc

200cc以外の計量カップも市販されているので注意しましょう。

カップにメモリがついていますし、何ccか書いてあるならそちらを参考にして使うようにしてください。

「少々」と「ひとつまみ」、「小さじ1」、「大さじ1」、「計量カップ1」の違いは?

量の多い順から並べると「計量カップ1」、「大さじ1」、「小さじ1」、「ひとつまみ」、「少々」です。

また、cc(シーシー)とg(グラム)は使う調味料によって変わってくるので注意しましょう。

塩ならccに1.2倍した量がgとなり、砂糖なら0.6倍、お酢や水なら1倍(同じ)です。

 

今回は「少々」と「ひとつまみ」、基本の「小さじ1」と「大さじ1」、「計量カップ1」についてお伝えしました。

料理初心者で「少々」や「ひとつまみ」を完璧に計りたい場合は、小さじ1/4や1/8の計れるものを使うといいでしょう。

最初は完璧に計ってやるといいですが、料理がうまくなってきたら目分量で出来るようになってきます。

ぜひ参考にしてみてください。