「サーロイン」と「フィレ」、「ロース」の違いとは?
牛肉の部位に様々な名前がつけられていて、部位ごとに特徴も違ってきます。
中でも、「サーロイン」や「フィレ」、「ロース」は人気で、スーパーで手の届きやすい値段のものからステーキハウスや焼肉屋などで提供される高級なものまでピンきりです。
日本が誇るブランド牛のそれらの部位を食べたときは感動を覚えるほど美味しいでしょう。
今回はそんな「サーロイン」と「フィレ」、「ロース」の違いについてお伝えします。
サーロイン
「サーロイン」は霜降りが多く、やわらかくて甘い部位。
ステーキといえば、「サーロイン」を連想する人も多いでしょう。
ステーキ以外にもローストビーフやビフカツ、しゃぶしゃぶなども美味しいです。
また、国王があまりの美味しさに爵位の「サー(sir)」を与えたことが名前の由来だと言われています。(sirは騎士に与えられる称号)
「サー」の称号が与えられた部位は、この「サーロイン」だけです。
フィレ
「フィレ(ヒレ・ヘレ)」は脂肪が少なく、最もやわらかい部位。
やわらかくてあっさりしているため、とても食べやすいです。
赤身といえば、「フィレ」。
ステーキに向いていて、「サーロイン」とはまた違った食感や味が楽しめます。
焼きすぎると固くなることがあり、レアやミディアムで食べるのがおすすめです。
また、「フィレ」は1頭の牛から少し(3%)しか取れない希少部位。
その「フィレ」から真ん中の良い部分だけを取ったのが「シャトーブリアン」です。
ちなみに、「フィレ」と「サーロイン」は隣り合った場所にあります。
Tボーンステーキは「サーロイン」と「フィレ」の両方が食べられる贅沢なステーキです。
フィレの部位の占める割合が3分の1を超えるものは「ポーターハウス」と呼ばれます。
ロース
「ロース」は脂肪が少なく、やわらかい部位。
「ロース」もあっさりしていて、とても食べやすいでしょう。
焼肉やカツ、しゃぶしゃぶなどに向いています。
また、「ロース」は焼くという意味の「roast(ロースト)」から転訛した和製英語。
ちなみに、「肩ロース」や「リブロース」は霜降りが入りやすい赤身肉で、肉の旨味を感じやすい部位です。
特に、「リブロース」は脂肪が適度に入り、「サーロイン」や「フィレ」と並んで美味しい部位と言われます。
「サーロイン」と「フィレ」、「ロース」の違いは?
「サーロイン」と「フィレ」、「ロース」は部位が違います。
どの部位も焼くことに適していて、「フィレ」は焼きすぎ注意。
脂肪の甘さを感じたいなら「サーロイン」、やわらかくて食べやすいのがいいなら「フィレ」、赤身と脂肪の両方の味を楽しみたいなら「リブロース」を食べるといいでしょう。
今回は「サーロイン」と「フィレ」、「ロース」の違いについてお伝えしました。
焼肉屋でも部位ごとに頼めるので、部位が違うというのは知っている方も多かったでしょう。
「サーロイン」のステーキは美味しいんですが、歳を重ねていくと「フィレ」へとうつっていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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