「ブロッコリー」と「カリフラワー」、「ロマネスコ」の違いとは?

「ブロッコリー」と「カリフラワー」って似てますよね。

(この違いってなんだろう)と一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

そんな「ブロッコリー」ですが、アメリカでは子供の嫌いな野菜の代表格。

日本の子供でいうピーマンやナスのように嫌われています。

今回はそんな「ブロッコリー」と「カリフラワー」、ちょっと知名度が低い「ロマネスコ」の違いについてお伝えします。

ブロッコリー

「ブロッコリー」はアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜

花を食用とするキャベツの原種を品種改良して作られたイタリア(地中海沿岸部)原産の野菜です。

食べている部分は花蕾と茎。

また、ビタミンCやカリウムが豊富で、βカロテンや葉酸、スルフォラファンも含まれています。

「ブロッコリー」の新芽「ブロッコリースプラウト」はたびたびメディアでも取り上げられ、スルフォラファンの含有量は「ブロッコリー」の20倍~50倍。

カリフラワー

「カリフラワー」はアブラナ科アブラナ属の淡色野菜

ケールや花を食用とするキャベツが突然変異したもの、もしくはブロッコリーが突然変異したものを品種改良して作られたと言われますが、原産地は不明。

食べている部分はブロッコリーと一緒で、花蕾と茎です。

また、ビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。

ビタミンCの含有量はブロッコリーに劣りますが、水に溶け出しにくいため調理の際に失われにくいです。

そして、「カリフラワースプラウト」というのも認知度は低めですが、あります。

ちなみに、日本で「カリフラワー」というと白です。

でも、白以外にも存在していて、紫やオレンジなどの色付きのカリフラワーもあります。

ロマネスコ

「ロマネスコ」はアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜

イタリア語の「Broccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)」に由来し、意味はローマのブロッコリー

16世紀に「ブロッコリー」と「カリフラワー」をかけ合わせて作られた野菜です。

「ロマネスコ」ではなく、「カリッコリー」と呼ばれることもあります。

食べる部分に関しては、花蕾と茎で、「ブロッコリー」や「カリフラワー」と一緒。

「ブロッコリー」と「カリフラワー」、「ロマネスコ」の違いは?

「ブロッコリー」と「ロマネスコ」が緑黄色野菜で、「カリフラワー」が淡色野菜という違いがあります。

また、食べる部分は一緒ですが、食感や味も違います

「ブロッコリー」は花蕾の部分が噛むとほどける感じですが、「カリフラワー」はくっついたままでコリコリとした食感、「ロマネスコ」もコリコリと食感。

「ブロッコリー」はやや青臭いですが甘く、「カリフラワー」は味自体が弱めでほんのりキャベツっぽい味、「ロマネスコ」はアブラナ科の野菜にしては甘味が強いです。

「ロマネスコ」は食感がカリフラワーで、味がブロッコリーに似ていると考えるといいでしょう。

 

今回は「ブロッコリー」と「カリフラワー」、「ロマネスコ」の違いについてお伝えしました。

どれもアブラナ科アブラナ属の仲間で、食品分類と食感や味が違います。

収穫せずに置いておくとどれも黄色の可愛い花を咲かせるので、気になる方は調べてみてください。