「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違いとは?

普段からスーパーやお豆腐屋さんで買い物をする方は「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違いを見分けるのは簡単。

でも、自分で料理を作らない人だと違いがあるのは分かるけど、どっちがどっちだかわからないかもしれません。

今回はそんな「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」の違い、その2つと「おぼろ豆腐」の違いについてお伝えします。

絹ごし豆腐

絹ごし豆腐

「絹ごし豆腐」は豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めて作る豆腐

絹ごしという名前がついていますが、絹で濾していません。

絹で濾したようになめらかできめ細かい肌面をしていることが名前の由来です。

柔らかくてふわっとした食感で、冷奴やお味噌汁の具に向いています。

木綿豆腐

木綿豆腐

「木綿豆腐」は豆乳に凝固剤を加え、一度固めたものをくずしてから圧力をかけて水分をしぼり、型箱に入れて押し固めた豆腐

絹ごし豆腐の場合とは違い、木綿を敷いた型箱に入れて押し固めるときに木綿の布の模様がつくので「木綿豆腐」と呼ばれます。

普通豆腐と呼ぶこともあり、最も一般的で昔からの豆腐です。

絞っているので味が濃く、食感も絹ごし豆腐よりはしっかりしています。

焼き豆腐や湯豆腐、すき焼きなどの鍋料理などに向いている豆腐です。

おぼろ豆腐

「おぼろ豆腐(寄せ豆腐)」は豆乳に凝固剤を加え、凝固しきる前に取り出した豆腐

木綿豆腐のように型箱で固める工程を取らず、どちらの豆腐とも違う食感や風味があります。

おぼろ豆腐の美味しいお店は木綿豆腐も美味しいです。

冷奴やあんかけ料理に向いています。

「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」、「おぼろ豆腐」の違いは?

「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」、「おぼろ豆腐」は向いている料理と食感が違います

「絹ごし豆腐」と「おぼろ豆腐」はやや似ていますが、「木綿豆腐」とは全然違うでしょう。

ちなみに、麻婆豆腐は木綿が向いていると言われますが、絹ごしやおぼろで作っても美味しいです。

こだわりのお店でも食感の違う木綿と絹ごしの両方を入れるところもあります。

また、3種類の豆腐は製法が違います

そして、製法が違うので、カロリーや栄養も

絹ごし豆腐 木綿豆腐 おぼろ豆腐
カロリー(100gあたり) 56kcal 72kcal 50kcal

おぼろ豆腐は製造元によってカロリーが変わりやすく、濃い豆乳を使ったものは50kcalより高い商品もあります。

どのお豆腐もたんぱく質が豊富ですが、一番多いのは「木綿豆腐」。

「木綿豆腐」は他にも、カルシウムや鉄分が豊富です。

「絹ごし豆腐」はカリウムやマグネシウム、ビタミンB群が豊富。

「おぼろ豆腐」は銅とビタミンKが多いです。

 

今回は「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」、「おぼろ豆腐」の違いについてお伝えしました。

これでそれぞれの豆腐の良さがわかったと思います。

ぜひ参考にしてみてください。