「冷やし中華」と「冷やしラーメン」、「ラーメンサラダ」の違いとは?

2023年7月29日

夏になると食堂や中華料理屋で「冷やし中華はじめました」と貼り出されますね。

「○○はじめました」で一番有名なのが冷やし中華で、最近では「冷やしシャンプー」や「かき氷」も貼り出されるようになってきました。

また、「冷やし中華」に似た食べ物で、「冷やしラーメン」や「ラーメンサラダ」があります。

「ラーメンサラダ」は聞き慣れない方もいるかもしれませんが、北海道では人気の食べ物で、居酒屋のメニューにあるくらいです。

今回は「冷やし中華」と「冷やしラーメン」、「ラーメンサラダ」の違いについてお伝えします。

冷やし中華

冷やし中華

「冷やし中華」は中華麺に野菜やハム、錦糸卵、海老などをのせ、酢醤油やゴマダレをかけた食べ物

中華とついていますが、日本発祥の食べ物です。

発祥した場所については諸説ありますが、宮城県仙台市の「中国料理 龍亭」が元祖という説が有力。

また、北海道の方は「あれっ?」と思っているかもしれませんが、「冷やしラーメン」と呼ぶのは北海道くらいです。

北海道を除く東日本では「冷やし中華」、西日本(特に関西)では「冷麺」と呼んでいます。

ちなみに、7月7日(七夕)は「冷やし中華の日」でもあります。

冷やしラーメン

冷やしラーメン

「冷やしラーメン」はラーメンの冷たいバージョン

「冷やし中華」とは違ってタレをかけるのではなく、麺がスープに浸っています。

元々は、山形県山形市の郷土料理で、夏に40℃を超える暑さにもなる山形で夏にも食べられるラーメンとして「栄屋本店」が試行錯誤の上完成させました。

また、同時期の冬に福島県の食堂「いしやま」で風邪で食欲のないお客さんにラーメンを洗って出したのも「冷やしラーメン」の発祥と言われています。

そして、北海道以外では「冷やしラーメン」は冷たいラーメンのことです。

ラーメンサラダ

ラーメンサラダ

「ラーメンサラダ」は麺よりもサラダが多く、ドレッシングをかけて食べる食べ物

北海道発祥の食べ物で、居酒屋で提供されるだけでなく、家庭でも作る料理。

また、学校によっては給食として出ることもあるくらいポピュラーな食べ物です。

札幌グランドホテル内の「ビッグジョッキ」でサラダ感覚で食べられるラーメンとして考案されたのものが元祖だと言われています。

ちなみに、北海道では有名な食べ物なんですが、全国区ではなく、北海道のローカルフードです。

北海道以外の居酒屋で頼もうとしても、北海道発のチェーン店や店長さんが北海道出身とかでないと、メニューにありません。

「冷やし中華」と「冷やしラーメン」、「ラーメンサラダ」の違いは?

「冷やし中華」は中華麺に具をのせてポン酢やゴマダレをかける食べ物、「冷やしラーメン」はラーメンの冷たい版でスープに麺が浸っている食べ物、「ラーメンサラダ」は麺も入っている冷製サラダです。

名前は似ていますが、それぞれ特徴が違います。

また、北海道限定で考えると、「冷やし中華」=「冷やしラーメン」で、「ラーメンサラダ」だけ違う食べ物です。

 

今回は「冷やし中華」と「冷やしラーメン」、「ラーメンサラダ」の違いについてお伝えしました。

「冷やし中華」はマヨネーズをかけるかどうかも議論になりやすい食べ物ですね。

ぜひ参考にしてみてください。