「幼稚園」と「保育園」、「認定こども園」の違いとは?

未就学児(小学生未満の子ども)が通う「幼稚園」や「保育園」、「認定こども園」。

田舎だと通える範囲に「幼稚園」しかない問題があったり、都会だと通いたくても入所待ちになってしまう待機児童問題があったりします。待機児童はメディアで大きく取り上げられた時期もありましたが、人が少ないところには少ないことによる問題、人が多いところには多いことによる問題がどうしても起きてしまうものです。

また、「認定こども園」は幼稚園や保育園と比べると新しい施設ですが、増えてきています。幼稚園や保育園から認定こども園になる場合も少なくありません。

それでは、これら3つの違いは知っていますか?

今回は「幼稚園」と「保育園」、「認定こども園」の違いについてお伝えします。

幼稚園

幼稚園

「幼稚園」は満3歳から小学校就学までの幼児を教育する施設で、文部科学省の所管

学校教育法に基づいて設置され、1学級の幼児数(原則35人以下で全学級が3クラス以上)や施設、設備などが基準を満たす必要があります。基準に満たない場合は各都道府県知事の認可がおりず、「幼稚園」を名乗ることは出来ません。小学校や中学校のように公立と私立があります。

保育(教育)時間に関しては、原則は教育標準時間である4時間です。でも、そこから一時預かりしている園も多く、幼稚園に幼児が4時間以上いることが多いでしょう。

また、給食に関しては任意なので、幼稚園によってあるところもあれば、ないところもあります。

そして、保育料に関しても園によって違いがあり、公立は自治体が定めた額ですが、私立は園が決めた額です。

保育園

保育園

「保育園」は0歳~5歳までの乳児や幼児を預け、保育してもらう児童福祉施設で、厚生労働省の所管

幼稚園と比べられることが多く、「保育園」と呼ぶことが多いですが、児童福祉法では「保育所」が正式名称です。そして、保育所にも私立と公立があります。ちなみに、認可されていないところが保育園や保育所という名称をつけることが可能(法的な罰則がない)なため、無認可の保育所も。

保育時間に関しては、保育短時間の8時間もしくは保育標準時間の11時間です。

また、給食は幼稚園とは違って義務。

そして、保育料に関しては世帯の収入によって違い、自治体が料金を定めています。保育所の場合は私立も公立も料金は一緒なため、条件や施設が良いところほど人気があって倍率が高いです。ちなみに、無認可保育園の場合は幼稚園のように園側が保育料を決めます。

認定こども園

認定こども園

「認定こども園」は0歳~5歳までの乳児や幼児に保育や教育、保護者へ子育て支援の総合的な提供を行う施設で、内閣府の所管(文部科学省と厚生労働省と連携)

認定とついているだけあって、無認可の施設は名乗ることが出来ません。また、創設されたのは2006年10月と比較的新しいですが、入園者は年々増えています。

保育時間に関しては、子どもの年齢と保育を必要とする事由によって1~3号に区分。1号は子どもの年齢が3歳~5歳で保育を必要とする事由に当てはまらない場合で教育標準時間の4時間(幼稚園相当と考えるとわかりやすいです)、2号は子どもの年齢が3~5歳で保育を必要とする事由に当てはまる場合で保育短時間の8時間もしくは保育標準時間の11時間、3号は子どもの年齢が0~2歳で保育を必要とする事由に当てはまる場合で時間は2号と一緒です。

また、給食は1号の場合は任意、2号と3号の場合は義務。認可2号と3号に給食を提供しているため、1号に対しても給食を出す園が多いでしょう。

そして、保育料に関しては世帯の収入によって違い、自治体が料金を定めています。

「幼稚園」と「保育園」、「認定こども園」の違いとは?

「幼稚園」と「保育園(保育所)」、「認定こども園」の違いは下の表のとおりです。

幼稚園 保育園 認定こども園
所管 文部科学省 厚生労働省 内閣府(文部科学省と厚生労働省と連携)
種別 学校 児童福祉施設 保育や教育を行う総合的な施設
子どもの対象年齢 0歳〜小学校就学前(小規模保育園の場合は0~2歳) 3歳〜小学校就学前 0歳〜小学校就学前
保育時間  4時間 8時間 or 11時間 4時間 or 8時間 or 11時間(認定区分によって異なる)
 給食 任意 義務 任意 or 義務(認定区分によって異なる)
 先生の資格 幼稚園教諭免許 保育士免許 保育教諭免許(特例措置中は幼稚園教諭免許や保育士免許だけでも可)
保育料 公立:自治体が定めた額
私立:園の運営者が定めた額
自治体が定めた額 自治体が定めた額
無認可施設の存在 なし あり なし

いかがでしたか?

今回は「幼稚園」と「保育園」、「認定こども園」の違いについてお伝えしました。

無認可の保育所を利用する場合は保育料をしっかりとチェックしたほうがいいです。自治体が決めた額だと思いこんでいると園側とトラブルになりかねません。

ぜひ参考にしてみてください。