「結構です」と「構いません」の違いとは?

ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも使うことのある「結構です」や「構いません」という表現。

どちらも日本人らしい曖昧な表現で外国人が日本語を習ったときに意味の理解に苦労します。

また、便利な言葉なので誰にでも使ってしまいがちですが、どちらも目上の人相手に使うのはふさわしくありません。言葉の使い方に厳しい上司に使ってしまうとお説教をくらうことになるかもしれないので注意しましょう。

では、「結構です」と「構いません」の違いについてお伝えします。

結構です

「結構です」には肯定で使う場合と否定で使う場合の2つの意味があります。

肯定で使う場合の意味は、満足な様や申し分のないこと。例えば、企画に問題がなかったときに上司が「それで結構です。」といったような使い方をします。

否定で使う場合の意味は、十分であることやそれ以上に必要としないこと。例えば、お店でお茶のおかわりが必要か聞かれたときに「もう結構です。」といったような使い方をします。

また、「結構」には満足しているという意味があり、肯定の場合でも否定の場合でも満足しているというニュアンスが含まれる言葉です。

ちなみに、目上の人に対して使うのは不適当で、肯定の意味の場合は「問題ございません」や「差し支えありません」、否定の場合は「申し訳ありませんが、遠慮いたします」と使った方がいいでしょう。

構いません

「構いません」は気にしないことや問題がないことを意味します。

「構う」が相手をすることや関心があることを意味する言葉で、それの否定形の「構わない」を丁寧語にしたのが「構いません」です。そのため、相手に関心がないという印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。

満足しているというニュアンスのある「結構です」よりも冷たい印象を与えてしまう場合もあり、上司が部下に対してでも使わない方がいいかもしれません。

「結構です」と「構いません」の違い

「結構です」には肯定と否定の2つの意味があり、「構いません」の意味は1つという違いがあります。

ちなみに、目上の人に対して使うのは不適当という部分は共通。

また、「結構です」には満足しているというニュアンスがあり、「構いません」は関心がないというニュアンスが含まれます。「構いません」は配慮にかけた表現になってしまう場合もあるので、目上の人が使うときも注意が必要な言葉でしょう。

例えば、部下が一生懸命に作り上げた企画に対して上司が「それで構いません」と言った場合、ものすごい冷たい印象を受けますよね。「それで結構です」の方が温かみを感じるまではいかないかもしれませんが、柔らかい表現だと感じます。

 

いかがでしたか?

今回は「結構です」と「構いません」の違いについてお伝えしました。

似た意味はあるものの使い方は違う言葉です。「結構です」と「構いません」を入れ替えても問題のないこともあります。でも、立場や相手に与える印象も考慮すると「構いません」よりも「結構です」を使う機会の方が多いでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。