「省略」と「割愛」の違いとは?

説明や文章を省くときに使う「省略」と「割愛」。

どちらも省くことには違いないですが、この2つは似て非なるもの。そのため、使い方を誤ると失礼になったり、恥をかいたりするので注意です。

それでは、「省略」と「割愛」の違いについてお伝えします。

省略

「省略」は簡単にするために一部分を取り除くという意味

「省」という字にも「略」という字にも取り除く(省く)という意味があります。

簡単にするために取り除くということで、あってもなくても変わらない部分や無いほうが適切な部分を省くときに使う言葉です。

ビジネスでも日常的に使う言葉で、簡潔に説明したいときや説明が重複しているときなどに使います。

割愛

「割愛」は惜しいと思っているものを思い切って手放したり省いたりすること

「割愛」は元々仏教用語で「出家」を意味していたとされています。故郷から離れることも多く、家族や友人と離れ離れになってしまう出家は、愛する人たちと別れなければいけないことから愛を割くことから「割愛」。そして、そこから人や物事に対する愛着を惜しみつつ手放すことを指すようになりました。

そのため、ただ省くだけではなく、本当は取り除きたくはないけど時間などの都合で泣く泣く省くことになるときに使う言葉です。

祝辞や弔事で使うことが多く、ビジネスでも時間やスペースなどの都合で説明や明記が出来ないときに使います。

番外編:以下同文

以下同文はその後は全て同じ文であるという意味です。

学校の卒業証書授与やスポーツなどの大会で優秀な成績を残したときの賞状の授与のときなどに使われます。

このときは同じ文が書かれているのであえて繰り返すことはしないということで、以下省略や以下割愛といった使い方はしません。

「省略」と「割愛」の違いとは?

どちらも文章や説明などを省くときに使いますが、「省略」はあってもなくてもいいものや不要な部分を省くとき、「割愛」は時間などの都合上しかたなく省くときに使います。惜しむ気持ちの有無で考えるとわかりやすく、省略は惜しむ気持ちなし、割愛は惜しむ気持ちありです。

祝電を省略してしまったりすると失礼にあたるので注意が必要。

 

いかがでしたか?

今回は「省略」と「割愛」の違いについてお伝えしました。

違いが明確なので間違って使うことは少ないかもしれませんが、曖昧に覚えていて混合してしまわないようにしましょう。大事な場面で使い方を間違えてしまうと1つのミスで信用を失いかねません。

ぜひ参考にしてみてください。